退職理由と転職理由の違いとは?その違いや答える際のポイントについて

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退職理由と転職理由の違いとは?その違いや答える際のポイントについて

【退職理由と、転職理由の違い】
退職理由と、転職理由とは違いがあることをご存じでしょうか?
ついつい同じ理由になりがちですが、退職理由とは前職を辞めた理由や、過去の出来事を指しているのに対し、
転職理由とは退職を通じて今後実現したいことの理由であったり、これからの将来のことに対しての理由を聞かれています。

面接官に好印象を与えるためには、退職理由を明確にし、前向きな転職理由を伝えられるようにしましょう。


退職理由を聞くワケ

【ミスマッチがないか確認】

会社側が面接で退職理由を聞くのは、どうして転職にまで至ったのか。その転職理由は自社でも同じことにならないか。といった応募者と企業のミスマッチを防ぐためのものです。
せっかく採用したのにもかかわらず、早期離職につながってはこれまでの手間が無駄になってしまいます。
そこで定着できる人材かどうかを見極めるために質問を投げかけています。

【企業との相性確認】
また、組織との相性も確認しています。
応募者の過去の経験やスキル、価値観を理解することで、企業は応募者がその組織に適しているかどうかを判断します。
企業文化やチームの雰囲気に合わない候補者を採用することは、今いるメンバーの安定性や生産性に悪影響を与える可能性があるため、慎重に選考しています。

【安定性の確認】
これまでの過去の転職履歴なども見ることで、長期的に安定して勤務してもらえるかどうかという点も評価しています。
短期離職がないか、短期離職であってもその経緯はどのようなものだったのかと、応募者の離職率を把握することで、採用のリスクを最小限に抑えることを目標としています。

転職理由を答える際のポイント

①ポジティブな表現を心がける

退職理由を伝える場合には同じ内容でもポジティブな内容を心がけましょう。

よくある転職理由の中には、「職場の人間関係」「給与が低かった」「将来への不安・安定性への不安」などが挙げられると思います。
しかしこれをそのまま伝えてしまうと、務めていた会社を批判しているような伝わり方になってしまったり、ネガティブな考え方を持つ人だと求職者自身のイメージも悪くなってしまいかねません。
したがって、面接官に理由を伝えるときは同じ内容であってもポジティブな表現にすることを心がけましょう。

②成長と学びをアピール

前職での成果や、経験を挙げ、それを基にしてどんな活躍ができるのかをアピールしましょう。
企業側としては意欲的に取り組んでくれる人材を求めるもの。
積極的に取り組む意識や、意気込みが伝わればこれからの活躍に期待してもらえる可能性が高まります。

③企業とマッチしている部分をアピール

自分をアピールするためにも、採用企業の求めている人物像を正確に把握することが重要です。
そこで、採用企業の企業理念や、社風、どのような人を求めているのかを事前にしっかりと調査し、企業についてだれよりも詳しくなることがポイントです。
しかし、働く前の企業の情報はわからないことも多くあります。
その場合には、エージェントなどを利用して聞いているのもよいでしょう。

調べた内容を基に、自分はどんな場面で活躍ができるのか、どんなスキルが生かせそうか深堀しながら考えていくことで企業に対してアピールできるポイントも強調することができます。

~退職理由の回答例~

~退職理由の回答例~
実際に、退職理由を考えた際における言い換えや、ポジティブな表現の一例を紹介します。

ポジティブな表現にこだわりすぎたり、入社すること自体を目標としてしまうと、実際に自分が求めていた内容とギャップがうまれてしまう可能性が高まります。
そうならないためにも、自分に合う適切な表現で回答しましょう。

■人間関係が原因の場合
上司や同僚との間に問題があった場合でもそれを直接伝えてしまうのはお勧めしません。
自身の問題ではなく、周りとの相性が悪かったとしても、それが次の転職先でも起こらないとは限らないため、採用担当者は不安要素となってしまうためです。
したがって、「個人の裁量で自発的に働ける会社で働きたい」や「周りとの協調性を大切にしながらチームで協力したい」などの言い換えがおすすめです。

「相性が悪かった」という自分本位ではなく、「異なる考え方や価値観を持つ人々が多数集まる環境だった」という方向で進めていきましょう。

■評価に納得できなかった・給与面での不満
不満面だけを挙げてしまうと、会社批判と受け取られることや、実力が足りていないのではと感じる担当者もいるため、
「お客様満足度に貢献したい」「数字ではなく、顧客目線の取引をおこないたい」などの
「評価指標とのギャップ」を挙げることで、面接担当者を納得させることができます。

■残業時間が長い
残業時間が少ない企業が希望条件であっても、それを直接伝えてしまうことで労働意欲が欠けると思われかねません。
労働環境が第一の理由であっても、「ワークライフバランスを整えたい」「企業内容で叶えたいこと・挑戦したいこと」
などに置き換えた内容の理由にすることがおすすめです。

まとめ

適切な転職理由を示すことは、面接での成功につながる重要な要素です。
真摯な態度と準備が、成功への近道です。自信を持って面接に臨むために、これらのポイントを参考にして、適切な転職理由を提示しましょう。自分自身の状況や経験に合わせて、自分らしい回答を見つけることが大切です。