【くるみん】育児と仕事の両立がしやすい企業を見つける方法

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【くるみん】育児と仕事の両立がしやすい企業を見つける方法

以前は結婚や出産を機に仕事から離れて専業主婦として家事を行う方も多いようでしたが、現在は結婚や出産後も経済的な安定を求めたり働きたいと考えたりする女性や、男性も同様に育休を取得し積極的に育児を行う姿勢が強くなってきました。
これから出産を考え子育てをしながら働いていきたいと考える人はこの育児と仕事の両立に悩む人もいるのではないでしょうか?
今回のコラムではそんな育児と仕事の両立がしやすい企業を見分けるあるマークについて紹介していきます。

くるみんマーク

企業ページや求人に『仕事と育児の両立』や『子育てしながらでも働きやすい環境』と記載があっても実際の様子が分からないため不安に思う人もいます。そこで見つけやすいヒントとして厚生大臣から働きやすい環境や、実績が認められた子育てサポート企業のみがもらえる認定証があります。
それが”くるみん”のマークです。
このマークは厚生労働省が掲げている認定基準を満たす必要があり転職者もこのマークがあることで公共機関の後ろ盾や実績に安心できます。
《厚生労働省の定める基準》
・https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/26a_004.pdf
・https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000156432.pdf

企業も申請から取得まで資料や実績の証明が必要なため大変ですがくるみんマークがあることで企業イメージのupにつながったり育児と仕事の両立がしやすいい企業として社員の採用にも周囲にアピールできます。

基本的に企業はイメージアップのために求人やHPに取得されていることを表示されていると思いますが、このくるみんに認定されている企業も厚生労働省のページにて確認することが出来ます。
《くるみん認定企業》
・https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/jisedai/kijuntekigou/index.html

くるみんマークの種類

くるみんマークの種類
くるみんマークは「くるみんマーク」「プラチナくるみんマーク」「トライくるみんマーク」の3つあります。
それぞれ取得における基準が異なり以下の順に基準が高くなっています。
【トライくるみんマーク】

【くるみんマーク】

【プラチナくるみんマーク】

またプラチナくるみんマーク取得の基準はかなり高く例えば男性労働者の育児休業等取得率でみると
トライくるみんが7%以上、くるみんが10%以上、プラチナくるみんが30%以上と他のくるみんマーク取得基準と比べてもかなり高いことが分かります。

また、認定企業の数にも大きく差があり、2024年5月時点ではくるみん取得企業は4400社ほどであるのに対しプラチナくるみんは630社ほどに現在はなっています。やはり高基準で取得までが難しいため数に差が出ていると考えられます。しかしその分プラチナくるみんを取得されている企業は高基準を満たす企業となるため社員の安心感もでかいといえます。

またさらに不妊治療を受けながら安心して働き続けられる職場づくりに取り組む企業にはプラス認定というものがあり、
トライくるみん、くるみん、プラチナくるみんにプラス認定が付きます。
プラス認定を受けるためには、くるみん等の認定基準を満たした上で、4項目のプラス認定基準を全て満たす必要があり、
基準としては不妊治療のための休暇制度や両立支援制度が設けられていることなどが必要になってきます。

最後に

くるみんマークにもいろいろな種類があり認定基準が異なるのでそこにも注目するとより両立が目指せる企業を選ぶことが出来ます。
また従業員301人以上の企業に関しては採用した労働者に占める女性労働者の割合や男女の平均継続勤務年数の差異、男女別の育児休業取得率などの情報の公表が義務付けられているためそういった情報も確認しておくとより自身の状況にあった企業が見つけられます。
くるみんマークを取得していても部署によってはサポートに差があると感じる方もいます。
くるみんマークだけではなく社員の方の声なども確認しておきましょう。

そして、くるみんマークがない企業に関しても現在取得に取り組んでいたり会社特有の制度で補完していたりする企業もあるので
くるみんマークがないからと言って全く両立が難しい企業ではないので安心してください。

これから育児との両立を目指すために転職を考えている方はくるみんマークについて覚えておくと一つの判断材料になります。
より良い転職にしていくために一緒に頑張っていきましょう。