第二新卒は有利?不利?第二新卒での転職活動について

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第二新卒は有利?不利?第二新卒での転職活動について

新卒で入った会社が「なんか違う?」「こんなはずではなかった」と転職を決意する人もいるのではないでしょうか?
転職活動を成功させるためにも、第二新卒で納得のいく転職ができるようポイントや注意点を確認していきましょう。

そもそも第二新卒とは?

第二新卒とは、一般的には大学を卒業後、新卒で入社した会社を2~3年未満の間に転職、または在籍しながら転職活動を行っている求職者のことを指します。年齢では25歳前後とされていることが多いものの、最終学歴によっても異なるため、社会人経験のある20代の若手層を指す企業もあります。

企業によっては20代の若手全般を指す場合や、職務経験についても社会人歴3年未満の20代前半であっても、転職経験が既にあり、2回目の転職となる場合は第二新卒には含まないなど、企業によって定義は様々です。

一般的な定義とすると、、、

・高校、専門学校、大学、大学院を卒業後3年以内

・職務経験あり

・初めての転職

というのが第二新卒と呼ばれる一般的な定義となります。

第二新卒は有利か不利か

第二新卒は有利か不利か
第二新卒の転職は「難しい」と言われる一方で、求人を見ていくと‘‘第二新卒歓迎‘‘といった求人も多数あります。
実際第二新卒の転職はどういったものなのでしょうか。

【デメリット】

◇早期退職を懸念されてしまう

第二新卒の転職が難しいといわれる原因は、新卒で入社した会社を早期退職していることが足を引っ張り、転職しづらいイメージがあるからです。
企業としては「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」「忍耐力やストレス耐性がないのではないか」と早期退職されてしまうリスクを考えて採用に至らないケースが多いです。

◇企業は即戦力を求めている

また、経験を積む前に辞めてしまっていることから、専門的な知識やスキルを強みにすることができないため即戦力を求めている企業からは採用には至らないケースがあります。

◇キャリアアップは難しい場合が多い

さらに、第二新卒として転職できても、転職先での担当業務によっては新卒と同等もしくはそれ以下のレベルからのスタートになりキャリアアップできない可能性があります。新卒の変わらないレベルから業務を担当するケースも多い為、キャリアアップを図るのは難しい可能性があります。


しかし、第二新卒の転職であっても企業によっては、中途採用ではまだ色が染まっていない第二新卒を求めているといった企業も多くあるため、デメリットばかりではありません。


【メリット】

◇ポテンシャルを重視してもらえる

求人情報を探していると、第二新卒歓迎・未経験歓迎 と掲げる企業も多数あります。

こういった企業ではこれまでの経験やスキル、実績よりも、求職者の人柄や要素であったり、そしてこれからの成長に期待するポテンシャルを重視した採用を行っている企業が多数あります。

具体的には、第二新卒の求職者は早期退職をしていることから、前の会社に染まっておらず柔軟性が高いと評価されます。
また、「成長環境が整った職場で働きたい」や「市場価値を高めたい」といった成長の意欲を評価してくれる企業も多いです。こうした企業においては、求職者のポテンシャルや意欲が大きなアピールポイントとなります。

◇社会人としての経験がある

第二新卒は新卒とは異なり、すでに社会人としての経験があります。
社会人経験があることで、社会人としての最低限度のマナーやスキルが備わっている為、1から教育する手間が省けるととからメリットがあるといえます。これにより、即戦力としての期待も高まります。

社会人としての経験がある第二新卒は、新卒と比べて業務の理解や職場での適応が速く、企業にとっても安心して採用できる要素となります。

◇異業種にチャレンジしやすい

第二新卒は異業種への転職にも適しています。製造職から営業や、事務職から技術職など、まったく異なる業界や業種に転職する場合には年齢が若いほど有利です。

未経験の業界への転職は若年層ほど有利となり、年齢を重ねれば重ねるほど転職は難しくなるのが一般的です。

企業としても意欲の高さや、飲み込みの早さ、コミュニケーション能力などポテンシャルを重視した採用となるため、第二新卒の強みである若さや、素直さは未経験に求められる条件と一致します。
これにより、異業種転職のチャンスが広がりやすくなります。

第二新卒として異業種に挑戦することで、新しいスキルや経験を積むことができ、キャリアの幅を広げることができます。

注意するべきこと

転職活動を行う際に、失敗しないためには気を付けなくてはいけない点がいくつかあります。
せっかく転職をしたのに「こんなはずではなかった、、」とならないよう抑えるべきポイントをまとめました!

【ネガティブな理由で転職する】
転職を考える背景に、「上司との相性が合わない」や「自分の期待した業務ができない」といったネガティブな理由もあると思います。
しかし、そのネガティブな要素だけで転職を決めてしまうと、新たな職場でも同様の問題が発生したり、逆に悪化するケースも。
自分の理想とする環境に近づくためには必ずしも転職が最良の解決策とは限りません。
そのため、転職を選ぶ際には、自身のスキルや能力を向上させるための努力も重要です。
ネガティブな要素だけでなく、ポジティブな視点も持ちながら転職を検討することが、後悔を避けるための鍵となります。

【企業の調査不足】
転職活動において、企業を選定する際の情報不足はリスクを孕んでいます。
安易に転職先を決めてしまうと実際働いた際にミスマッチが起こる可能性があります。
自分のやりたいことをするために転職をした場合であっても、なかなかその仕事に就くことが出来なかったり、そもそも希望通りに働けない可能性もあります。

企業の風土や、背景、職場環境について十分な調査を行うことが必要です。
また、企業について調べると同時に、自分に対しても自己分析が足りていないとミスマッチは起こりがちです。
自分の得意なこと・苦手とすること、やりたいこと・やりたくないこと など今一度自分を見直してみましょう。
情報収集と自己理解を両立させることで、失敗を最小限に抑えた転職活動が可能となります。

【転職先を決める前に退職を決めてしまう】
現職がつらい環境であったとしても、転職先を決める前に退職することはなるべく避けた方がよいでしょう。
退職後になかなか次の再就職先決まらない場合は、空白期間が生まれ、応募先の採用担当者からも不安視されてしまいかねません。

また、再就職先が決まらない間は収入がない状態が続きます。
転職先が見つからないことに焦りを覚え、「どこでもいいから内定をくれる会社に」とよく調べないまま入社してしまうこともあります。安定した選択をするためにも、再就職先が確定してから退職することが賢明です。

成功させるためのポイント

成功させるためのポイント
第二新卒と呼ばれる若手社会人にとって、この転職は自分の将来を大きく分ける重要な選択肢の一つです。
前職での経験を活かしつつ、新たな挑戦に向けて歩を進める転職活動は、キャリアの成長や自己実現に向けた重要な一歩となります。
ミスマッチを防いで意欲的に働けるよう、第二新卒における転職活動において意識しておいた方がいいことをまとめます。

▼自己分析を行い、将来像を明確にする
第二新卒が転職を成功させるためには、まず自己分析が欠かせません。これは、過去の経験や成果を振り返るだけでなく、自身の強みや弱み、興味や価値観を明確にすることを指します。
例えば、過去のプロジェクトで得意だったスキルや、達成感を得られた業務、または今後のキャリアで追求したい分野などを洗い出しましょう。自己分析を通じて、自分が本当に求めているキャリアに向かって努力することができます。

▼キャリア目標を設定する
自己分析の結果を踏まえて、具体的なキャリア目標を設定しましょう。たとえば、将来的にどのような職種やポジションに就きたいのか、どのようなスキルや経験を身につけたいのかを明確に定めます。
具体的な目標があれば、それに向かって効果的な行動を取ることができます。

▼スキルの向上と学び
転職を成功させるためには、求められるスキルや知識を向上させることが重要です。
具体的には、自己啓発書籍の読書、業界や職種に関する情報収集、または関連するオンラインコースの受講などが挙げられます。
また、即戦力となることをアピールするために、自分の目標に合わせた資格取得やスキルアップの取り組みも効果的です。

▼積極的な行動
転職活動は積極的な姿勢が求められます。
具体的な行動としては、求人情報を定期的にチェックし、興味を持った求人に積極的に応募すること、また、自己PRや面接の準備を丁寧に行うことが挙げられます。さらに、ネットワークを活用して情報を収集し、積極的にコンタクトを取ることも重要です。


【最後に、、、】
第二新卒採用は経験やスキルが少なくても有利な条件で転職しやすいものの、転職を成功させるには念入りな選考対策が必要です。
理想の転職を実現するには自己分析や企業研究を徹底し、自分に合った企業を選ぶことが大切です。ミスマッチを防ぐためにも、早めに転職エージェントに相談して必要なサポートを受けることもおすすめです。