【求人のミカタ】求人の正しい見方と確認しておきたいポイント

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【求人のミカタ】求人の正しい見方と確認しておきたいポイント

転職活動を始めるとき皆さん必ず目にする求人票や求人広告ですが、仕事内容や、応募資格ばかりに着目しすぎてその他の情報の取得がおろそかになっていませんか?
今回は求人票や求人広告の中から様々な情報を得ていくためのポイントを4つに分けて解説していきます。

求められている人物像はどこで分かる?

企業が求めている人物像は下記に記されていることが多いです。

・企業メッセージ
企業メッセージでは企業が応募者にアピールしたいことが書かれていることが多いです。
ビジョンやミッションからどんな人を募集しているのか、今回の採用に至る理由などの採用背景も読み解くことが出来ます。

・仕事内容
職種名は同じでも、会社によって仕事内容が異なる場合もあります。
仕事内容のギャップが無いように確認したうえでどういった業務が出来る方を募集しているのか確認しましょう。
また、仕事内容の欄には細かく募集背景を記載いただいている企業様もございます。
企業がなぜ人を募集するのか、その理由・背景から任される仕事の内容や性質を考えることが出来ます。

・対象となる方
必要な経験やスキルなど応募条件が書かれており、ご自身の経験や資格が企業の対象なのかどうか確認しましょう。
「必須」の条件なのか、持っていると望ましい「歓迎」の条件なのかを把握し、自分の経験をどう活かせるかを考えましょう。
また、複数の資格や経験が必須条件として定められておりご自身が3つの必須条件中2つしか満たしていない場合でも、歓迎される条件を持っていることで選考に進める場合もあります。意欲やその他の経験でカバーできることもあるので選考の目安として考えましょう。

社内環境についてはどこで分かる?

社内環境についてはどこで分かる?
社内環境は入社前に確認しておきたいポイントではありますが、求人票のみでは読み取りにくい部分もあります。
必記事項ではないので必ず記載があるわけではありませんが「勤務地」や「仕事内容」「休日」「給与」によく記載がある下記のワードや内容に着目してみましょう。

・従業員の年齢構成
勤務地や仕事内容欄の配属先の情報に記載されていることが多いです。
「20~50代までの幅広い年齢層の男女が働いており、コミュニケーションが活発」
「20代・30代の若手が活躍中の明るい職場」
など年齢構成から、職場の雰囲気を記載している求人も多数あります。
必記事項ではないため記載がない企業様もいますが記載のある求人では働く年齢層や雰囲気を少し知っておくことが出来ます。

・仕事の進め方
仕事内容に入社後の流れや、1日の働き方の例としてスケジュールとして記載されていることがあります。
具体的な働き方や流れを知ることで入社後のイメージもつきやすいです。
先輩に質問しやすい環境なのかなど周りに社員について触れられていることもあります。

例1)とあるスタッフの1日の流れ
9:30 朝礼・開店準備
10:30 来店対応・メールチェック
12:00 昼食
13:00 物件の確認・更新
14:00 お客様来店、案内、申し込み
17:00 契約手続き
18:00 事務作業
18:45 退勤

例2)入社後の流れ
▽挨拶やビジネスマナー接客などの研修:1ヶ月~最大2ヶ月
▽OJT研修:先輩社員と同行しながら実戦
▽現場配属:独り立ちまでサポートするので安心!ちょっとしたことでも質問しやすい環境です。

・休暇の取り方
休日休暇や福利厚生の欄に記載があることが多いです。
特に育児や介護をされている方は気になるポイントかと思います。
「子育てや介護などの事情で急な休みが必要になったときも、スケジュール調整やほかの従業員のサポートによって協力できるようにしています」
「繁忙期でもリフレッシュ休暇を使ってお休みいただけるようにしています」
こういった休日に対して積極的な体制や、男女の育児休暇取得率、介護休暇の実績があるかどうかも見ることが出来ます。

・評価基準
給与や仕事内容、企業メッセージに記載があることが多いです。
「経験や年齢も関係なく成果が給与に直結いたします」
「売上の成績だけでなく、仕事の過程や目標達成の度合いも評価制度として取り入れています」
など、成果主義なのか過程も重視されるのかが見えてきます。
自身のキャリアプランや性格も踏まえて「自分の性格が仕事に合っているか」や「価値観の合う人が働いているか」を判断できます。

雇用条件はどこで分かる?

雇用条件はどこで分かる?
給与や休日についてはしっかりと確認されている方も多いかと思いますが以下の項目すべて確認できていますか?

・雇用形態
正社員だと思っていたら契約社員だったとならないためにも雇用形態の記載も確認しましょう。
また、契約社員の求人の場合、「正社員登用制度あり」と書かれているケースがあります。
どんな条件を満たすことで正社員になるのかも確認しておくとキャリアパスが描きやすいです。

・勤務地
本社所在地と勤務地が異なる場合や、勤務先の候補がいくつか記載があることも多いです。
支店での募集の場合も本社が面接地として設定されている場合があります。
「勤務先」「転勤の有無」「面接地」の3点は確認しておきましょう。
また、勤務地や転勤が可能かどうかによって給与が異なる場合もあります。
転勤の可能性がある場合はその場合の給与などについても併せて確認しておきたいポイントになります。

・勤務時間
1日の労働時間や、フレックスタイム制の場合はコアタイムやフレキシブルタイムについても確認しておきましょう。
あとから確認すれば、保育園や幼稚園の送迎時間が間に合わないため辞退するパターンも少なくありません。
ライフスタイルと問題がないかも確認事項です。

・給与
「月給25万円~40万円」といった形で幅のある記載が多いです。
こちらは企業が想定している給与であるためスキルや経験によっては上下します。
企業が求めている以上のスキルや経験があれば表記以上の月給になる可能性もあります。
また、試用期間中は給与や待遇が異なる場合もあります。
期間の長さや、待遇の違いについても見ておきましょう。
昇給や評価のされ方については面接を通してご確認が必要です。

・休日
必ず週に2日休みがある「完全週休2日」と、月に最低1回、2日休みがある週がある「週休2日」はよく間違えて覚えている方も多く、
休みが思ったほどないというパターンや、休日となる曜日を勘違いしていたというパターンもあります。
この休日の表記については前回の「【求人用語】~求人を正しく知る~混同されがちな求人用語を解説!」で説明しているので表記の違いについて分からないという方は確認しておいてください。
また会社独自の会社カレンダーによるお休みや、配属先ごとの異なる休日形態については内定後の処遇面談の時にお伺いするか、エージェントがいる場合はエージェントを通して聴いてもらうのが望ましいでしょう。

しっかり見ているつもりでも面接をしていくうちや内定をもらってから「思っていた雇用条件とは違ったかも」とならないように上記は必ず確認しておきましょう。

企業についてはどこで分かる?

応募先の企業についてもしっかり知っておきたいところですよね。
企業の情報は求人票からは下記の内容から読み取ることが出来ます。

・企業メッセージ
どういった従業員が働いているのかや企業の雰囲気を知れます。
「新規事業のため」などのワードがあればどういった新規事業を開始しようとしているのかも確認しておきましょう。

・会社概要
資本金や売上高、事業内容、従業員数など会社の基本情報が書かれています。
応募や面接の前には企業に対する理解も深めておきたいところです。
企業HPの記載があればそちらからでもいいのでどういったビジョンを掲げているのかも確認しましょう。
逆質問にも備えて企業について深く知っておきましょう。

・紹介動画
企業によっては企業CMや社内の雰囲気や働く様子、社長インタビューを紹介動画として求人と共に掲載している場合もあります。
写真ではない実際のオフィスの様子や働く従業員の様子が確認できるためより企業や社内の雰囲気を確認することが出来ます。
求人には動画を載せていない企業でも企業YouTubeや公式ホームページではアップロードされている場合があるので確認してみましょう。